2007年に行われた感染症を除く危険因子と死亡原因に関する調査で は、なんと運動不足が原因で約5万人が亡くなったという結果がでまし た。
これは喫煙、高血圧に続いて第3位の数字です。
では、どのくらい運動をすれば運動不足でなくなるのでしょうか。
厚生省の発表している指針では、18歳未満は「毎日60分以上楽しく体 を動かす」18歳~64歳は「3メッツ以上の強度の身体活動を毎日60分」
65歳以上では「強度は問わず身体活動を毎日40分」としています。 1時間もまとまった時間がとれないという方や、そんなに続けて運動するのはツライという方もいらっ しゃるかと思います。ですが、この時間はまとめてのことではなく合計でのことなので、例えば30分+ 10分×2とかでもOKなんです。もちろん10分×6でもOKです。
ついでに18歳~64歳の方の指針についている制限の「3メッツ以上の強度っ て??」という方向けに、3メッツ以上の身体活動の例をご紹介しますね。
歩行(67m/分以上)、掃除機かけ、庭の草むしり、自転車に乗る、モップが け、スクーター・オートバイの運転、ボウリング、社交ダンス、太極拳、ラジオ
体操、水中歩行、軽い筋トレなどなど。 意外と簡単な日常的な活動でも充分なのです。
例えば通勤や買い物に片道10分歩いていって往復で20 分、おうちの掃除機かけで10分、床拭きを10分、ラジオ体操第1・第2を朝晩やって10分、軽い筋トレ を10分……これで60分です。
やろうと思えばできそうだな、と思うと同時に、やろうと思わないと意外 と達成できてないかもという運動量ですよね。ぜひ意識してご自分の生活に組み込んでください!